2025年12月19日

実は科学でお酒はもっとおいしくなる

こんにちは、株式会社リブルの新井です。

年末年始になると、普段より少しだけ特別なお酒を飲む機会が増えませんか?

忘年会、新年会、家族との団らん、友人との乾杯。

同じ銘柄なのに「今日のほうがおいしい気がするな」と感じることはないでしょうか^^?

実はこれ、気のせいではなく“科学的な理由”がちゃんとあるんです。

お酒の味は、原料や製法だけで決まるものではなくて、温度、香り、炭酸、グラス、そして飲む環境!!

こうした要素が複雑に絡み合って、私たちの「おいしい」を作り出しているのです。

つまり、ちょっとしたコツを知るだけで、いつもの一杯が驚くほど変わる。

今日はそんな“科学でお酒をもっとおいしくする方法”を、ご紹介していきます。

 

温度が1℃変わるだけで味は変わる

お酒の味を左右する最大の要素のひとつが温度です。

たとえばビールですが、冷蔵庫から出してすぐのキンキンに冷えたビールは、苦味が抑えられてスッキリ飲めます。

これは、苦味成分(イソフムロン)の感じ方が温度で変わるからなんです。

低い温度 → 苦味を感じにくい

温度が上がる → 苦味が強く感じられる

だから、冬場に室温でしばらく置いたビールが「なんか苦い…」と感じるのは当然のこと。

 

日本酒も温度で劇的に変わります。

香り成分は揮発性が高く、温度が上がると一気に立ち上がります。

冷酒でキリッと飲むのも良いけれど、ぬる燗にすると香りがふわっと広がり、味わいが丸くなるのです。

 

ワインも同じです。

ワインが開くという表現は、香り分子が空気と触れ、温度が上がることで香りが立ち上がる現象のことを言います。

冷えすぎた白ワインは香りが閉じてしまい、せっかくの個性が感じられなくなってしまいます。

温度を制する者は、お酒の味を制する!!と言っても過言ではありません!

炭酸は“衝撃”で抜ける!だから注ぎ方が大事

炭酸系のお酒というと、ビールやハイボール、スパークリングワインがありますね。

これらは「炭酸がどれだけ残るか」で味の印象が大きく変わります。

炭酸は、衝撃や温度、上昇グラスの表面の凹凸で一気に抜けてしまいます。

だから、ビールを注ぐときはグラスを斜めにして、液体が壁を伝うように注ぐと炭酸が長持ちします。

ハイボールは氷→ウイスキー→炭酸水の順で、最後にそっと注ぐのがポイントです。

炭酸水を勢いよく入れると、せっかくのシュワシュワが一瞬で逃げてしまう。

また、グラスの材質や形も炭酸の持ちに影響するんですよ。

表面がザラついたグラスは気泡が発生しやすく、炭酸が抜けやすいです。

逆に、ツルッとした薄張りグラスは炭酸が長く残るのです。

同じハイボールなのに、店で飲むほうがおいしい!そう感じるのは、実はこうした“炭酸の扱い方”が上手だからでしょうか。

 

おつまみの相性は化学反応で決まる

「ビールと枝豆」「ワインとチーズ」「日本酒と刺身」これらの組み合わせがおいしいのは偶然ではないんです。

◎旨味成分(グルタミン酸・イノシン酸)の相乗効果

◎脂とアルコールの相性

◎塩味がアルコールの刺激を和らげる作用

こうした化学的な要素が、味の調和を生み出しているのです。

たとえば、ビールと唐揚げが合うのは、脂っこさを炭酸と苦味がリセットしてくれるからです。

ワインとチーズは、旨味成分の相乗効果で味が何倍にも膨らむ。

日本酒と刺身は、アミノ酸同士の相性が抜群に良いとされています。

おつまみは味の引き算ではなく、化学の足し算ですね!!そう考えると、組み合わせを選ぶのがもっと楽しくなります♡

 

お酒は、ただ飲むだけでももちろん楽しいですよね。

でも、少しだけ科学を知ると、「なんで今日はおいしいんだろう」「どうしてこの組み合わせは合うんだろう」

そんな小さな発見が増えて、いつもの一杯がもっと豊かになる。

年末年始の忙しさの中で、ふっと一息つく瞬間、その一杯が今日より少しだけおいしく感じられたら嬉しいですね。